(有)Y&M企画工房 ちょこっと講座 "失敗例から学ぶ家づくり・土地探し"

皆様は、「家づくり」をするにあたり、先ず何から行動を始めますか?
「予算」「住宅の規模」「間取り」「土地」等々
何処から始めても間違いがある訳ではありません

今回は
住宅を建てる場所、「土地」について実例を参考にお話をしたいと思います。

「土地探し」と一言で言っても
「土地」について、
何が良い土地で、何が悪い土地なのか?

判断が難しく分かり辛いものです。

又、「良い土地」があったとしても
出てきたらすぐに売れてしまう事も多々あります。

その為、
できる事なら見つけた時に買っておきたい...
ですが「土地」は何百万円何千万円とする高価なものです。
ですので、衝動的に買うわけにもいきませんよね。

要するに、取り扱いが途轍もなく難しいのが「土地」という事です。

先日、ある勉強会に参加して来たのですが、
その勉強会のテーマが
「お客様が土地購入をした際の失敗例とその対策及び考慮すべき事」
というテーマ
でして、
今後、皆様のお役に立てて頂ける様な内容でしたので、ご紹介します。


(ケース1)
・隣の空き地にマンションが建ってしまった

日差しの入る、明るい一戸建てを希望+しており、
南側に広い平面月極駐車場のある土地を購入

吹き抜けのある広々とした家を建築。

数年後、駐車場の場所にマンションが建ってしまい、
家は薄暗い印象の家に。

ケース1の様に
マンションが建つという事は駅前やビル等が建ち並ぶ商業地域などの近くなら
そういったケースにあう可能性も多々ある
と思いますが
上記の地域から少し離れた団地等の住宅地の場合は、レアなケースだと思います。
ですが、広い駐車場や空き地などは、
いずれ住宅や集合住宅などが建ってしまう可能性がある
という事は
想定しておく必要があるかもしれません。


(ケース2)
・角地で便利だが、ゴミの問題があった

数十メートルで幹線道路に出られる
便利な立地の角地を一目ぼれで購入

好立地な割に割安な土地だったが、
工事を始めたのちに、目の前が
ゴミ集積所であった
ことに気づく。

家が建ち実際に住み始めると、
カラスなどによってゴミ袋が荒らされたり
また、ゴミ収集日にニオイが気になったり
しました。

自宅前であるため、ゴミの日に
毎回掃除をすることに
なりました。

ケース2の場合
先ず、土地が他より割安の場合は「何か安くなる要因がある」と思う様にして下さい。
又、ゴミ問題に関しては、自治体などに連絡する事で
カラスに荒らされない、汚されない様な対処や臭気問題に対する対応をして貰える可能性があります

ですが、ご自身で改善の為に相談などの行動して頂かなければ、誰も対処・対応はしてくれない
上記のケースの様に「毎日掃除をしている」なんて事になるかも知れません。
そういったご自身の手間を掛けたくない場合は土地を購入する際に、
ゴミ集積所の場所などの確認して、実際にここで住んでいる想像が出来るといいと思います。


(ケース3)
・日中の"抜け道"に面した土地のため、子どもを庭で遊ばせられない

子どもをのびのびと遊ばせたいと考え、
公園が近く、庭も広く取れる土地を購入

しかし、土地の目の前にある道路は、
日中、いわゆる"抜け道"となっていて、
思いのほか車の往来が激しいことが発覚

子供が公園に行きたがるときも、
庭で遊びたがる際にも、
道路に飛び出したら危ないので目を離せません

ケース3の場合
家に面した道路の交通量や周辺道路の交通量は
出勤・退勤の時間帯はかなりの交通量があり
昼の時間帯全く車が通らないなど、時間帯によって全く違います。

ですので、近隣の交通量を調べる事は家族の安全、不安の解消にとても大切なことと言えます。
特に子供が小さいうちは日中の交通量、子供と外に行く事の多い時間帯の交通量も把握しておく
より安心できると思います。


(ケース4)
・風の強い日に砂埃が飛んできて洗濯物が干せない

子どもの通学に便利がよいところを探していて、
小中学校が近い土地を購入

しかしこれがあだとなり、
風の強い日は校庭の砂埃が飛んでくるため
洗濯物を外に干せません

天気がよくても、洗濯物は室内干しとなり、
また布団はクリーニングに出すようになり、
意外な出費がかさむことに

ケース4の場合
子育て世代に学校の近くの土地は人気ですが、
近すぎると騒音や砂ぼこりも被ることになるかも知れません。
ですが、砂ぼこり問題は、建物を建てる位置や向き、間取りなどで軽減できる可能性があります。

庭及び1階外部に洗濯物を干す場合
・庭の位置を風下側になる様に建物を建てる(風の吹いてくる方に建物を建てる)事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・1階外部(犬走り、土間、デッキなど)に干す時は、建物の形、間取りを変え、
 風の吹いてくる方向に部屋を配置したりする事で壁を造る様にする事で洗濯物に付着する砂を軽減させる

バルコニーなど2階以上の外部で洗濯物を干す場合
・バルコニーの位置を風下方向になる様に配置する事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・バルコニーの位置を風下方向になる様に建物の向きを変える事で
 飛んでくる砂を建物で防ぐ事で洗濯物に付着する砂を軽減する
・2階以上の外部(バルコニー、テラスなど)に干す時は、
 風の吹いてくる方向に壁を造る様にする事で洗濯物に付着する砂を軽減させる

※上記の対応を行ったとしても
 あくまで、軽減なので全く飛んで来ないという保証は出来ない事をご了承下さい

以上、土地探しの失敗例をご紹介しました。


又、家づくりでも思わぬ失敗をしてしまう事もあるようです。

(ケース5)
・日当たりを考えて家作りをしたのに、夏がとても暑くなってしまった

学校や駅も程近い利便性のよい土地を購入
土地の形が旗竿状になった旗竿地で、

安く買うことができたものの、
周りを家に囲まれているので

1階は暗くなることが予想されました。

そこでキッチンやリビングを2階に配置し、
トップライト(天窓)をたくさん設けました。

明るさは確保できたものの、
夏の2階の暑さに悩まされる
ことに。


ケース5の場合
トップライト(天窓)を取り付ける際は、
太陽光が過度に入ってこないか施工者に相談して、取付けましょう
そして、光が入らないとしても天窓ではなく、窓の位置や大きさ、取付高さを変える事で
多少改善する
と思います。
又、どうしてもたくさんトップライト取り付けたい場合は、
窓の断熱性が高い物を取り付けるというのも効果があるかと思います。


土地は高価なものなので、失敗したからと言って
簡単に買い換えられるものではありません

私たちは土地を提案する場合には、
細かな下調べを行った上で、
お客様と密にご相談させていただいています。

以上

ちょこっと講座 "失敗例から学ぶ土地探し"
でした

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